@article{oai:repo.qst.go.jp:00057789, author = {浜田, 信行 and 浜田 信行}, issue = {2}, journal = {日本放射線安全管理学会誌}, month = {Nov}, note = {1895年にRöntogenがX線を発見して以来、電離放射線の医学への貢献は大きく、特に疾病の診断とがん治療に中心的な役割を果たしている。放射線がん治療の最終到達点は、がん組織への限局的な照射により、健常組織に障害を与えることなく、がんを制圧することである。がん治療には、様々な種類の放射線が利用されている。生物学的には、単位長さあたりに付与される放射線のエネルギーの量、即ち、線エネルギー付与(LET: linear energy transfer) により効果が異なり、低LET放射線である光子 (X線やγ線) や陽子に比べて、高LET放射線である重粒子線 (ヘリウム原子より重い荷電粒子) は細胞殺傷力が強い。物理学的には、光子とは異なり、重粒子線と陽子線は物体中での直進性が高く、また、ブラッグピークを持つため線量分布の集中性が良い。このように、重粒子線は生物学的にも物理学的にも優れた特長を併せ持つ。本稿では、重粒子線を利用したがん治療の現状と最近の生物学的知見について概説する。}, pages = {129--132}, title = {重粒子線治療生物学の進展}, volume = {8}, year = {2009} }