{"created":"2023-05-15T14:42:07.089245+00:00","id":57735,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"3b8cbc1c-153a-426f-b08a-352ea977ce7a"},"_deposit":{"created_by":1,"id":"57735","owners":[1],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"57735"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:repo.qst.go.jp:00057735","sets":["11"]},"author_link":["581561","581562"],"item_10004_biblio_info_7":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2010-07","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicIssueNumber":"7","bibliographicPageEnd":"870","bibliographicPageStart":"866","bibliographicVolumeNumber":"55","bibliographic_titles":[{"bibliographic_title":"臨床放射線"}]}]},"item_10004_description_5":{"attribute_name":"抄録","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":" 科学研究の進歩とともに新たな知識が得られ,医療の世界においても様々な技術,薬剤が開発,導入されている。このような新規の技術,薬剤等の出現により,多くの成果が持たらされている一方で,その医療費に与える影響について検討することが近年,極めて重要になっている。しかしながら,社会がこのような新しい医療技術,薬剤等の導入による経済的な負担をどのような判断によって受け入れてゆくのかについてはなお議論が多い。別の表現を使うとすれば,それは医療に対しても社会全体として資源をどの程度,投入消費し,その結果,社会全体にどの程度の価値が創出されたかについて答えることが求められるようになったということであろう。\n このような社会経済学的な医療費の評価分析のためのアプローチとしては,これまで「費用効果分析」,「費用効用分析」,「費用便益分析」等が行われて来たが,それぞれに一長一短があり,合理的な説明が困難であることも少なくない。「cost−benefit」を文字通り考えるとすれば,費用便益と訳され,単位便益あたりのコスト(費用)を考えることになるが,便益はすべての効果を金銭に換算したものとされている。ここでは費用も便益もすべて金銭で表示されるために便益から費用を引いた結果で評価が可能である。しかし,癌の治療において死亡率あるいはQOLの改善というような便益を金銭に変換することは困難である。また,人命そのものを金銭で評価すること自体,倫理的な問題を含んでいる。費用計算においては消費されるすべての医療資源に加えて周辺資源のすべてを捕捉することが望まれるがこれも容易ではない。一般に医療行為の市場価格は存在しないと考えられ,従来の医療行為との比較においては,診療報酬(保険点数)ベースでの費用計算が実施されることも多い。しかし,これまでのわが国の診療報酬決定のプロセスは実際の費用計算がある程度参考にされてはいるものの,必ずしも反映されていないようである。一方,綿密な費用計算が実施される新たな技術,薬剤では,従来のものと比較すると,診療報酬ベースでの比較では,その費用は一般により高額となる。本稿では,上記のような問題点を承知の上で新しい医療技術である炭素線によるがん治療の適応について「cost−benefit」的な視点も加えながら検討する。","subitem_description_type":"Abstract"}]},"item_10004_source_id_9":{"attribute_name":"ISSN","attribute_value_mlt":[{"subitem_source_identifier":"0009-9252","subitem_source_identifier_type":"ISSN"}]},"item_access_right":{"attribute_name":"アクセス権","attribute_value_mlt":[{"subitem_access_right":"metadata only access","subitem_access_right_uri":"http://purl.org/coar/access_right/c_14cb"}]},"item_creator":{"attribute_name":"著者","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"鎌田, 正"}],"nameIdentifiers":[{"nameIdentifier":"581561","nameIdentifierScheme":"WEKO"}]},{"creatorNames":[{"creatorName":"鎌田 正","creatorNameLang":"en"}],"nameIdentifiers":[{"nameIdentifier":"581562","nameIdentifierScheme":"WEKO"}]}]},"item_language":{"attribute_name":"言語","attribute_value_mlt":[{"subitem_language":"jpn"}]},"item_resource_type":{"attribute_name":"資源タイプ","attribute_value_mlt":[{"resourcetype":"article","resourceuri":"http://purl.org/coar/resource_type/c_6501"}]},"item_title":"特集 粒子線治療と高精度X線照射−cost-benefitからみた真の適応−炭素線治療の適応","item_titles":{"attribute_name":"タイトル","attribute_value_mlt":[{"subitem_title":"特集 粒子線治療と高精度X線照射−cost-benefitからみた真の適応−炭素線治療の適応"}]},"item_type_id":"10004","owner":"1","path":["11"],"pubdate":{"attribute_name":"公開日","attribute_value":"2010-07-14"},"publish_date":"2010-07-14","publish_status":"0","recid":"57735","relation_version_is_last":true,"title":["特集 粒子線治療と高精度X線照射−cost-benefitからみた真の適応−炭素線治療の適応"],"weko_creator_id":"1","weko_shared_id":-1},"updated":"2023-05-15T22:23:49.161064+00:00"}