@article{oai:repo.qst.go.jp:00057454, author = {平野, 好幸 and 小畠, 隆行 and その他 and 平野 好幸 and 小畠 隆行}, issue = {139}, journal = {放医研NEWS}, month = {Jun}, note = {放射線医学総合研究所(米倉義晴理事長)分子イメージング研究センター・先端生体計測研究グループ・機能融合研究チーム(小畠隆行チームリーダー)の平野好幸研究員らは、神奈川歯科大学の小野塚実教授らとの共同研究により、ものを噛む“チューイング”動作が脳に刺激を与え、得た情報を一時的に保つ「作業記憶」の向上をもたらす効果があることを明らかにしました。 疫学研究および認知心理学研究ではチューイングが認知や注意を増強させるという研究が行われていますが、増強されているのが記憶なのか注意なのか、記憶の中でも作業記憶か即時記憶なのかなどはまだ不明瞭であり、論議の段階のままとなっていました。同研究グループはチューイングが脳にもたらす影響を解明するために、チューイング前後に作業記憶のテストを行った際の脳活動の変化を、ボランティアの協力のもと、脳の血流量などの変化する領域を画像化するfMRIを用いて計測しました。 その結果、チューイングは集中力を増強させるだけではなく、脳の背外側前頭前皮質の活動に影響を及ぼし作業の正解率を回復させる効果があることがわかりました。このようなチューイング効果のfMRI計測に成功したのは世界でも初めてのことです。本成果によって、“チューイング”が認知機能に与える影響を解明する糸口になることが期待されます。}, pages = {2--3}, title = {ものを噛む”チューイング”、脳の作業記憶が向上、 脳の背外側前頭前皮質の活動が変化する様子をfMRIにより確認}, year = {2008} }