@article{oai:repo.qst.go.jp:00057093, author = {池平, 博夫 and 池平 博夫}, issue = {4}, journal = {放射線科学}, month = {Apr}, note = {1.医療技術に使われているエネルギーを安全性の考え方 喫煙の害には程遠く  最近、アスベストや有機水銀あるいは食料添加物、BSEまた変わって高圧送電線やテレビ、携帯電話の基地局からの電磁波の人体への影響については各種報道を通じて健康に対する意識が過敏なまでになってきています。  これらの外来の非生理的な物質やエネルギーの暴露についての安全性は、それぞれの環境上の規制や工業製品としての規制が決められていますが、その人体の健康に対する安全性を保障するための基本的な考え方は、誰もが納得できる絶対的な安全の基準としては天然状態での暴露をひきつづき将来長期にわたって受けたとしても、これまで天然の環境で人類は長い間何世代にもわたって生活をしてきたのであり、絶対安全であると考えざるを得ないからです。したがって、絶対的安全を保障するには天然の暴露基準値すべて抑えることであり、それができれば人体への影響に関して、まったく問題が生じることは無いと考えられます。しかし、天然の暴露基準を超えた段階ではいかにその量が少なくても、たとえは人間の世代交代の期間や寿命期間というような30年、80年という長期にわたる影響を受けた場合の影響に関して、条件をきちんとそろえた科学的な証明は不可能ですから、私たちには分からないというしかありません。  少し話は変わりますが、現在私たちに最も身近で健康に深刻な影響を及ぼしているのは喫煙であり、喫煙の週間が続くかぎり、非常に微量で制限されている県境汚染物質や今回話題にしている通常環境で規制されている範囲の電磁波の影響は、環境基準が守られている限りほとんど喫煙による健康への影響に隠されてしまうように思われます。微量な化学物質や放射線などのエネルギーの健康への影響に非常に敏感になる日本人の中に、どうしてこれだけ喫煙する人がいるのか不思議でならないのですが、これからお話する電磁波の影響は、規制が守られている限り、非常に小さいものであると考えられます。}, pages = {104--107}, title = {電磁波と医療技術 1.電磁波と生体影響}, volume = {49}, year = {2006} }