@article{oai:repo.qst.go.jp:00056669, author = {吉留, 英二 and 中島, 巌 and 池平, 博夫 and 三森, 文行 and 棚田, 修二 and 佐々木, 康人 and 吉留 英二 and 中島 巌 and 池平 博夫 and 三森 文行 and 棚田 修二 and 佐々木 康人}, issue = {8}, journal = {臨床放射線}, month = {}, note = {磁気共鳴周波数は静磁場強度に比例して高くなるが、3teslaを超える磁場強度では水素原子核の共鳴周波数は120MHz以上に達する。この周波数帯域では波長がアンテナコイルの大きさに近づくために、アンテナやケーブルからいたずらに放射される電磁波がふえ、送信パワーや受信信号がうまく伝送できなくなる。静磁場強度を高くすることで得られるはずの高いSN比を実際に得るには、RF系、得にアンテナコイルをうまく製作することが必要である。 1.5T MR装置のボリュームコイルとしては一般的にパードケージコイルが使われているが、このコイルは直流電磁場的な考え方で設計されており、高周波数帯域では特性が悪くなる。その対策として、バードケージコイルの外側にシールドを貼り付け、2重の円筒からなるコイルにすることが提案されている。一方、TEM(Transverse electromagnetic)コイルは、同軸ケーブルの中を電磁波が進んでいくときの形態(電場も磁場もその進行方向に直行した面内で振動している電磁波の形態。TEMモードという。)をコイル内に実現したもので、電磁波としての振る舞いを最初から考えて設計したコイルである。両者はその最終的な電流分布が同じなので、同じものだとする議論もあるが、我々は、まずTEMコイルを試作してその特性を検討することにした。コイルの外径は、放射線医学総合研究所に設置予定の7tesla動物用MR装置にあわせて、また、コイルの内径、長さはサル用の送受信ボリュームコイルとして使うことを考えて設計した。}, pages = {1050--1056}, title = {TEMコイルの試作}, volume = {49}, year = {2004} }