@article{oai:repo.qst.go.jp:00056488, author = {早田, 勇 and 早田 勇}, issue = {3}, journal = {遺傳}, month = {May}, note = {放射線により末梢血リンパ球に誘発される染色体異常は両方の染色分体の同じ位置で異常が生じた染色体異常であり、欠失・断片・挿入・逆位・環状染色体・2動原体・転座などがある。そのうち、断片を伴う2動原体と環状染色体は、放射線に特異的な染色体異常である。この染色体異常は、健康に有意な影響が認められる線量以下の低線量から、致死線量をはるかに超える線量範囲で明白な線量反応関係を示すため、放射線被曝事故時の線量推定の指標として一般に使われている。誘発される染色体異常は放射線の線量ばかりではなく、線質・エネルギー・照射速度(線量率)により異なる線量反応関係を示す。1999年に起きた東海村の臨海事故、放射線誘発腫瘍に出現する特異的染色体異常、および、環境放射線により誘発される染色体異常を例にあげ、染色体分析による線量推定法と放射線の生体影響について述べる。}, pages = {41--47}, title = {放射線と染色体異常}, volume = {57}, year = {2003} }