@article{oai:repo.qst.go.jp:00055999, author = {武田, 志乃 and 沼子, 千弥 and 松本, 和久 and 上原, 章寛 and 佐藤, 修彰 and 小久保, 年章 and 寺田, 靖子 and 石原, 弘 and 武田 志乃 and 小久保 年章 and 石原 弘}, journal = {Spring-8 User Experiment Report}, month = {Oct}, note = {本格化する福島原発廃炉作業では、溶融した燃料近くの汚染水や廃棄物等の処理における有事に備え、関連核種の生体影響に関する科学的知見を整備する必要がある。中でもウランは、放射線毒性に加え化学毒性を有し、幼児で腎毒性が重症化すること1)や幼齢期での遅いウラン腎臓排泄2)が指摘されており、小児期影響のリスク評価の精緻化に向けて不足しているウラン幼若毒性に関する研究が望まれている。 申請者らの急性腎毒性におけるウラン感受性の年齢依存性に関する先行研究では、低用量では幼若個体の感受性は成熟個体よりも低いものの、高用量になると感受性が高くなることが示されている2)。この現象は腎臓のウラン移行量では説明ができず、腎臓内におけるウラン化学形の変化と腎毒性の関係を検討する必要がある。申請者らはこれまでに成熟ラット腎臓内のウラン濃集部に対しマイクロSR-XRFやマイクロXAFSによるウラン分析を行い、生体ミネラリゼーションやウラン還元を示唆する化学形変化や元素組成をとらえてきた(2013B1747、2014A1720、2014B1311、2015B1430)。幼若個体におけるウラン濃集部の化学的性質を調べることにより、ウラン幼若毒性の特性を明らかにできるのではないかと考えた。 そこで本研究では、酢酸ウランを投与した幼齢ラットについて腎臓のウラン濃集部のマイクロSR-XRFおよびマイクロXRFにより元素組成と化学形の特定を行い、これまでに構築した成熟個体のXAFSスペクトル等と比較し、生体内ウランの幼若個体特性を調べた。}, title = {ウランを曝露した幼若ラット腎臓におけるマイクロXAFS解析}, volume = {2016A}, year = {2016} }