@article{oai:repo.qst.go.jp:00055982, author = {千葉百子 and 武田, 志乃 and 松川岳久 and 及川, 将一 and 石川, 剛弘 and 篠原厚子 and 横山和仁 and 武田 志乃 and 及川 将一 and 石川 剛弘}, journal = {放射線医学総合研究所技術報告書}, month = {Mar}, note = {毛髪、爪等に含まれる微量元素は環境や食物摂取によって変化し、比較的長期間にわたっての環境影響が反映されることが知られている。そのため、毛髪、爪等の微量元素分析は環境汚染や職業ばく露、栄養状態の把握に広く研究されてきた。しかしながら、毛髪サンプル等を洗浄・溶解し元素分析を行う従来の標準的な分析手法では、外部からの付着(外部汚染)と血液からの移行(内部汚染)を明確に区別することが困難であること、洗浄前処理における毛髪からの元素溶出等が指摘されていた。近年、マイクロビームを用いた毛髪横断面の元素分布解析が試みられてきており、従来法の問題を解決する新しい手法として期待されている。これまでのところ、毛髪横断面の元素分布解析は限られた元素の情報にとどまり、外部・内部汚染を評価するための体系だった研究は行われていない。元素の種類による外部付着・浸透の違いに関する情報や年齢による元素分布の違いなどの基礎データを構築し、外部・内部汚染を考慮した新たな汚染モニタリング評価手法の確立が望まれている。 これまでタリウムの外部汚染モデルについて年齢の異なる頭髪サンプル(8歳、30代、および70代)を用いて分布様態の検討を行った。頭髪断面のPIXE解析によると、外部から付着したタリウムは頭髪表皮に沈着するのではなく、皮質内部まで浸透することが明らかとなった。いずれの年齢も同様に内部に浸透する分布が得られたが、若年齢では成人よりもタリウム取り込み量が低く、頭髪内部への移行様式には年齢による違いがあるものと考えられた。 そこで本研究では、水銀などの汚染元素に加えストロンチウム、ウランなどの放射線防護上の重要核種について汚染モデルを作成し、マイクロPIXEにより頭髪分布様態の元素および頭髪年齢による特性を検討した。}, pages = {7--8}, title = {有害元素の内部・外部曝露判定法の開発}, volume = {281}, year = {2016} }