@article{oai:repo.qst.go.jp:00055966, author = {山内, 知也 and 楠本, 多聞 and 池永, 龍之介 and 安田, 修一郎 and 小平, 聡 and 北村, 尚 and 山内 知也 and 楠本 多聞 and 池永 龍之介 and 安田 修一郎 and 小平 聡 and 北村 尚}, journal = {平成26年度 サイクロトロン利用報告書}, month = {Nov}, note = {ポリアルルジグリコールカーボネート(PADC)をはじめとする種々の高分子系飛跡検出器中に形成されるプロトントラックの構造上の特徴を分析化学的に明らかにし、重イオントラックに関する結果との総合的な比較検討を通じて、イオントラック形成機構解明のための基礎的知見を得ることを目的とする。関連するPADCについてのHIMACからのプロトンと重イオンを利用した研究を振り返ると、阻止能領域では10~12000keV/μmの領域での分析に取り組んできたが、今回実施した30MeVプロトンの阻止能は2.5keV/μmであった。放射線感受性が最も高いエーテル基に着目すると、その損失の実効的トラックコア半径は0.26nmであり、同損失の放射線化学収率(G値)は100eVあたり24であった。このG値は、Co-60線源からのガンマ線や5.7MeVプロトン照射における値よりも有意に高い。高いエネルギー重イオン照射ではG値が高くなり、高エネルギー電子線照射では相対的にそれが低くなっていたことから、トラックハロー領域(あるいはペナンブラ領域)において、減速によって生じる低エネルギー電子が効率的に分子鎖を切断していると推察されていたが、今回の結果はこの見方を支持するものである。}, pages = {44--47}, title = {固体飛跡検出器中に形成される重イオントラックの構造分析}, year = {2015} }