@article{oai:repo.qst.go.jp:00055905, author = {武田, 志乃 and 北原圭祐 and 及川, 将一 and 小久保, 年章 and 早尾, 辰雄 and 寺田靖子 and 島田, 義也 and 武田 志乃 and 及川 将一 and 小久保 年章 and 早尾 辰雄 and 島田 義也}, journal = {Spring-8 User Experiment Report 2012B}, month = {Apr}, note = {福島原発事故を経験し、内部被ばく影響が国民の関心事となっている。近年、微小ビーム分析等の発展で元素の細胞内挙動や組織局在に関する情報が構築されつつあるが、精度の高い線量評価および放射線防護策を講じるためには、このような細胞レベルでの核種動態と対応した影響研究を展開していく必要がある。 原子力発電で利用されるウランは地殻成分として環境中に広く分布している一方、腎毒性物質として知られているが、その詳細な作用機序はわかっていない。これまで申請者らは、生体多量元素に妨害を受けないウランのL線(13.6~20.2 keV)の検出が可能な高エネルギー微小ビームXRF分析によりウランの腎臓内挙動と毒性影響の関係を調べ、ウランが腎臓の下流部位近位尿細管に選択的に蓄積し、組織損傷を引き起こしていることを示してきた1)。また腎臓におけるウラン局在の経時変化を調べ、ウランの近位尿細管上皮への濃集が長期に持続することがわかった。ウランはα線核種であり、生体内に取り込まれた場合の局所放射線付与を考慮すると、このような局所濃集の持続性が晩発影響(発がん)にどのように関与するのかを明らかにする必要があると考えられた。 そこで本研究では、腎がんモデルラットを用いウラン局在と組織病理変化との関係を明らかにするため、高エネルギー微小ビームXRFにより腎臓のウラン局所量解析を行った。}, title = {腎尿細管ウラン局在と組織病理変化}, year = {2013} }