@article{oai:repo.qst.go.jp:00055707, author = {吉本, 泰彦 and その他 and 吉本 泰彦}, issue = {2}, journal = {原爆症調査研究事業報告書 : 厚生労働省委託事業}, month = {Sep}, note = {原爆放射線といくつかの非がん疾患罹患率との関連が報告されてきた。しかしながら、0 Gyから4 Gyまでの範囲で放射線線量と非がん疾患リスクの明確な統計的証拠が見られるのは唯一原爆被爆者集団、特に死亡率データからのものである。原爆被爆者の循環器死亡率は 0.5 Gy未満で明らかな放射線線量依存性が認められなかった。非がん疾患の進展に低線量ほど放射線被ばく後に様々な生物修飾因子の複雑な作用が反映されるためにその過剰リスクに閾値が存在するように見えるのかもしれない。これら過剰リスクの知見は標本の大きさだけでなく観察期間にも依存する。例えば、白内障の過剰リスクは現在考えられているものより低い線量で存在するかもしれない。しかしながら、放射線誘発がんリスクと比較して放射線誘発非がん疾患リスクのいくつかは小児がん生存者の高線量域の放射線治療で経験されてきた早期又は遅発性組織反応として理解されてきたものである。原爆被爆者の高齢化に伴って、特に被ばく時若年であった人達の今後の追跡によって、関連する正常組織が放射線治療で受けるものよりさらに低線量域の非がん疾患過剰リスクに関して新たな知見の蓄積が期待される。良性疾患(糖尿病、骨粗鬆症、腎障害、高血圧、高脂血症)と放射線との関連性について、最近の国内外の調査研究(原爆放射線、医療放射線、放射線事故、職業・環境被ばく及び放射線照射動物実験の主に過去10年間、2000-2009年)に関する文献レビューを行った。}, pages = {1--24}, title = {共同研究課題3: 良性疾患と放射線との関連についての文献レビュー}, volume = {2009}, year = {2010} }