@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054800, author = {田上, 恵子 and 内田, 滋夫 and 田上 恵子 and 内田 滋夫}, book = {Proceedings of the 17th Workshop on Environmental Radioactivity}, issue = {2016-8}, month = {Dec}, note = {原子力事故等により放射性セシウムが大気中に放出され植物に沈着した場合、ウェザリングによって植物から脱離する一方、一部は植物体表面から吸収され植物体内に蓄積する。植物体表面からの吸収について、特に葉からの吸収率が高いとされていることから、東京電力福島第一原子力発電所の事故(以下、福島原発事故と記す)において、マツやスギなどの常緑樹の放射性セシウム濃度が高まると予測された。実際、常緑樹の葉中の濃度は高くなったが、新たな知見として、最もフォールアウトが多かった3月中には未出芽だった落葉樹でも、新芽等に放射性Csが観測されたこと、また、針葉樹の新葉と比べ落葉樹の新葉中にも1/10〜同程度の放射性Cs濃度が観測されたことから、放射性Csは葉からだけでなく幹や枝の樹皮からも樹体へ吸収されたと考えられている。その後は、木の生長に伴う希釈や、落葉・落果・落枝に伴う樹木に保持された総Cs量の減少により、木の中の放射性Cs濃度が減少しつつあることが、果樹を中心に報告されている。 木は果実/種実、新芽等を食用にしたり、材を住居等の建築材料として、またキノコの生産等にも利用できる重要な資源である。そのため、汚染した木からどのような速さで放射性Csが減少するのか、またそのメカニズムについても検討する必要がある。我々はこれまでに落葉樹であるカキの葉や果実、サクラの葉中の放射性Cs濃度の経時変化や季節変化を測定し報告してきた。本研究では2015年までのデータを加えて、季節変化とともに経年変化についての考察を行った結果を報告する。}, pages = {72--76}, title = {落葉樹の葉中の放射性セシウム濃度の季節変化}, year = {2016} }