@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054727, author = {佐方, 周防 and Yamasita, Wataru and Takase, Nobuhiro and Hoteida, Msahiro and Okumura, Hiroaki and Narita, Ktsuhisa and 福村, 明史 and 水野, 秀之 and 佐方 周防 and 福村 明史 and 水野 秀之}, book = {Jpn J Med Phys}, issue = {Sup.3}, month = {Mar}, note = {【目的】医用原子力財団による治療用線量計校正は置換法による。すなわち,毎校正日に基準線量計によって決定されたCo-60ガンマ線標準場に,校正を依頼された被校正線量計の電離箱(以下,ユーザー電離箱)をおき,標準場の値(以下標準値)と被校正線量計の測定値の比から当該線量計の校正定数を決定していた。ただし,基準線量計による標準値には,日々間の変動および年単位の周期的変動が若干ではあるが存在し,これがユーザー電離箱の校正定数に影響を与える。ここでは,ユーザー電離箱の校正定数(以下,ユーザー校正定数)の変化を解析し,この変化を少なくする標準場の決定法を求める。 【方法】解析の対象は,財団が水吸収線量単位による校正を開始した2012年10月から2014年12月までに校正したユーザー電離箱とし,このうち,2回以上の校正履歴を持つものを選択し,引続く2回の校正でのユーザー校正定数の差について,校正標準場の採り方による違いを求めた。標準場の採り方として,置換法(各校正日の基準線量計の測定値)と,適当日の標準値を基準としこれからCo-60の減衰量によって各校正日の値を決めるもの(以下,減衰法)の2種類を検討した。減衰法では,置換法で得られた各校正日の標準値を基準日からの時間で減衰補正し,その平均値を基に校正日の標準場の値を決める。この場合,置換法による標準値には定期的な季節変動が見られるので,減衰法の基として使用する置換法の標準値は2012年10月から1年間のものとした。 【結果】上記期間内に校正したユーザー電離箱のうち,校正定数の比較が可能であったのは2,023本(うち,円筒形:1,279,平行平板形:744)であった。校正定数の差は,置換法を用いた場合-0.105%(うち,円筒形:-0.092%,平行平板形:-0.102%)であり,減衰法ではー0.035%(うち,円筒形:-0.022%,平行平板形:-0.062%)となった。ただし,電離箱の型式により多少の違いはある。また,差の標準偏差は置換法でも減衰法でもほぼ同等であった。 【結論】標準値として減衰法を用いた方がより変化の少ない校正定数を供給できることが判った。現在,財団の校正システムでは,減衰法によって標準値を求め,ユーザー校正定数を決定している。}, publisher = {株式会社国際文献社}, title = {Relationship between calibration coefficient and standard gamma-ray field output in dosimeter calibration}, volume = {36}, year = {2017} }