@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054718, author = {今澤, 良太 and 河野, 康則 and 伊丹, 潔 and 今澤 良太 and 河野 康則 and 伊丹 潔}, book = {Proceedings of 26th IAEA Fusion Energy Conference, 2016, Kyoto}, month = {Mar}, note = {本論文は、ITERに設置するポロイダル偏光計測装置の工学的な設計を初めて発表するものであり、DEMOなどの将来の核融合炉の計装装置を検討する上で重要な知見を与えるものである。ITERポロイダル偏光計は測定レーザーを入射し、プラズマ対向壁に設置された回帰反射鏡で反射させて測定レーザーを計測室まで戻してプラズマ通過に起因する偏光状態の変化を測定する。プラズマ対向壁の機械的健全性のため回帰反射鏡は小さい方が望ましく、ケラレを最小にするために回帰反射鏡への入射光と反射光が同軸(これをゼロオフセット配置と呼ぶ)になるように光軸調整する必要がある。また、放射性物質の閉じ込め境界である建屋に開けるレーザー貫通孔の数及び面積は最小化すべきであるため、計測室以外(光路長100 m程度)ではレーザー光軸は常にゼロオフセット配置となっている。ゼロオフセット配置は、光軸調整が困難であることやプラズマ入射直前の初期偏光状態が理想的な測定条件からずれてしまうといった課題があり、通常避けられる。ITERという大型装置においてゼロオフセット配置成立の見通しが得られた成果は重要である。 これまで、数々の偏光測定手法が提案されてきたが、著者らは信頼性の観点から古典的な回転波長板方式に着目した。ただし、高精度な(つまりはゼロオーダーの)波長板が手に入らない遠赤外光の領域で、高速(時間分解能10 ms)かつ高精度な測定が長時間(1,000秒以上)可能であるのか不明であるという課題があった。著者らが考案した解析モデルを用いることで、マルチオーダーの波長板を使用しても高精度な測定が可能であることを初めて示した。 著者らが開発してきた平衡再構築コードCUPIDを用いて、安全係数の測定誤差を評価した。今回、別添参考論文2で発表したメッシュレス法を同コードに組み込み、高速化に成功した。ゼロオフセット配置に起因する初期偏光状態の逸脱及びマルチオーダー波長板を用いた回転波長板偏光計の計測誤差を考慮した場合、安全係数の誤差は8.8 %程度であった。これはITER工学設計活動(1992-2001)で目標とされた精度10 %を満足するものである。}, title = {PROGRESS ON INTEGRATED DESIGN OF ITER POLOIDAL POLARIMETER FOR CURRENT PROFILE MEASUREMENT}, year = {2017} }