@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054651, author = {千葉百子 and 武田, 志乃 and 松川岳久 and 及川, 将一 and 石川, 剛弘 and 篠原厚子 and 横山和仁 and 武田 志乃 and 及川 将一 and 石川 剛弘}, book = {放射線医学総合研究所技術報告書}, month = {Dec}, note = {頭部毛髪は覚醒剤・麻薬、金属元素等の曝露レベルの指標として使用される。一般に、このような分析は経口・経皮等の曝露様態により吸収された薬毒物が毛髪に分布することが前提となっている。今回、毛髪から検出された金属元素が、経口摂取されたものが毛髪中に分布したものか(内部汚染)、毛髪に直接付着したものか(外部汚染)を鑑別する必要が生じた。そのためmicro-PIXEを用いて毛髪断面における元素分布解析の基礎検討を行った。  2011年、タリウム(Tl)中毒事件が発生した。同一の職場の15名のうち、7名が健康障害を訴えた。この15名の毛髪を頭皮側から3~10mmのフラクションに分け、各フラクションにおけるTl濃度をICP-MSにより測定し、濃度推移を解析した。健康被害を訴えた7名のうちの6名はTlの毛髪中濃度推移は類似しており、Tl濃度と身体症状に対応がみられ、曝露時期の推定が可能であった。一方、健康障害を訴えた残りの1名の毛髪中Tl濃度のピークは過去方向にずれていて、Tl濃度は高かったが、本人の身体症状の訴えはTlピーク時期ではなく、他の6名と同時期であった。そのため、この1名について毛髪から検出されたTlの曝露様態について検討する必要が生じた。micro-PIXEを検出手段として、毛髪断面の元素分布を解析することにより曝露様態を明らかにすることを目的とし、基礎検討を開始した。}, pages = {5--6}, title = {毛髪試料を使用した有害元素への曝露様態の基礎検討}, volume = {280}, year = {2015} }