@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054580, author = {和氣, 司 and 大久保, 敬 and 松本, 謙一郎 and 福住, 俊一 and 鎌田, 正 and 小澤, 俊彦 and 中西, 郁夫 and 和氣 司 and 大久保 敬 and 松本 謙一郎 and 鎌田 正 and 小澤 俊彦 and 中西 郁夫}, book = {ビタミンE研究の進歩XVI}, month = {Dec}, note = {ビタミンEは生体内において、脂溶性の抗酸化物質として重要な役割を果たしている。ビタミンEなどのフェノール性抗酸化物質によるフリーラジカル消去機構として、electron-transfer followed by proton transfer (ET-PT)およびsequential proton-loss electron transfer (SPLET)、hydrogen-atom transfer (HAT)の3種類が知られている。一方、スカンジウムイオン(Sc(3+))などのレドックス不活性な金属イオンは、電子移動反応を顕著に加速することが知られている。そこで本研究では、ビタミンE誘導体のフリーラジカル消去活性に対するレドックス不活性金属イオンの影響について検討し、いまだ不明な点が残されているフリーラジカル消去機構の解明を目指した。  その結果、ビタミンE誘導体である2,2,5,7,8-pentamethylchroman-6-ol (PMC)による2,2-diphenyl-1-picrylhydrazyl (DPPH)ラジカル消去反応はET-PT機構で進行していることが明らかとなった。一方、TroloxはSc(3+)によるDPPHラジカル安定化の影響が見られなかったことから、電子移動を介さず、HAT機構によりラジカルを消去していることが示唆された。またSc(3+)存在下で2次反応速度定数が顕著に減少していることから、TroloxとSc(3+)が錯体を形成するなど相互作用している可能性が示唆された。PMCとTroloxのラジカル消去機構およびSc(3+)の影響の違いはカルボキシル基の有無によるものであると考えられるため、今後、Troloxのカルボキシル基がラジカル消去機構にどのような影響を与えているかについて検討する予定である。}, pages = {98--101}, publisher = {ビタミンE研究会}, title = {ビタミンE誘導体のフリーラジカル消去活性に対するレドックス不活性金属イオンの影響}, year = {2014} }