@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054538, author = {佐藤, 健次 and 佐藤 健次}, book = {Proceedings of the 11th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan}, month = {Oct}, note = {熊谷寛夫著、「電磁気学の基礎 - 実験室における - 」、裳華房、昭和50年、の217頁には、「§6.2 導体の中の電流の考察」と題した節があり、他の電磁気学の参考書には見られないことが書かれている。断面が円の直線の導体に直流が流れるとき、金属イオンはほとんど移動出来ないのに対して、自由電子は移動出来るので、電流が発生させた磁場により、自由電子は半径方向にキックされ、その半径が細くなる。ピンチ効果、あるいは、ホール効果と呼べる現象であるが、その結果、導体の表面は正に帯電し、導体の内部は負に帯電する。従来の電磁気学では、導体の内部は電気的に中性であるとされ、導体の内部の電場はゼロとされて来たが、それとは異なって、導体の内部には半径方向に電場が発生する。この半径方向の電場は、磁場による半径方向のキックを相殺するように定まり、自由電子を導体の長さ方向に直進させる。熊谷先生が与えた式に基づいて、筆者は、正に帯電した電荷面密度と、半径方向の電場の表面での大きさは、境界条件を満たすことを確認した。また、導体の長さ方向の電場に関しては、導体の任意の半径において、ジュール熱とポインティングベクトルとが一致することを確認した。こうした計算は従来の電磁気学で行われた気配がなく、ピンチ効果は場の理論を満たすと言う新しい知見と考えられる。こうした知見と併せて、これらの知見がこれまで無視されて来た経緯についても報告する。}, pages = {658--663}, title = {直流が流れる金属抵抗性導体における電磁気現象:ピンチ効果と場の理論}, year = {2014} }