@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054500, author = {青野, 辰雄 and 石丸, 隆 and 神田, 穣太 and 伊藤, 友加里 and 早乙女, 忠弘 and 水野, 拓也 and 五十嵐, 敏 and 吉田, 聡 and 青野 辰雄 and 吉田 聡}, book = {Proceedings of the 14th Workshop on Environmental Radioactivity (KEK Proceedings)}, month = {Nov}, note = {平成23年3月11日の東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故(東電福島原発事故)により、放射性物質の海洋汚染は広範囲に広がった。そして事故発生から2年以上が経過した。福島県沖の海水中の137Cs濃度は事故直前の濃度に比べて10-100倍程度まで、指数関数的に減少した。環境水中の放射性セシウム(Cs)濃度が減少すれば、海洋生物中の放射性Cs濃度も減少するとこれまでの研究成果より考えられてきた。しかし福島およびその近隣県の沿岸において、放射性Cs濃度が高い魚介類が報告されている。沿岸に近い底層(水深数百m)に生息するアイナメ、ババカレイやコモンカスベ等の魚類中の濃度は100倍程のばらつきがあり、減少する傾向にあるとは言えない。これまで海洋生物中の元素濃度については生息環境中の海水濃度に対する比より濃縮係数(Concentration Ratio:CR)を求め、IAEA Technical Report Series(TRS) No.422: Sediment Distribution Coefficients and Concentration Factors for Biota in the Marine Environment (2004) 等に取りまとめられているが、これは海水中濃度に対する生体中濃度の比で計算されている。中層から底層に生息する魚介類は、海水よりも高い放射性Cs濃度の堆積物に生息するベントス(底生生物)を摂餌しているために、海水濃度による代謝だけで説明ができない。そこで、これまで事故後に福島沖で魚介類の餌動物となる生物についてモニタリングを行い、生物中の放射性核種の濃度やその変動について考察を行った。}, pages = {261--264}, publisher = {High Energy Accelerator Research Organization (KEK)}, title = {福島沿岸における海洋生物中の放射性核種濃度について}, year = {2013} }