@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054339, author = {田上, 恵子 and 内田, 滋夫 and 田上 恵子 and 内田 滋夫}, book = {「環境放射能モニタリングと移行挙動研究」京都大学原子炉実験所専門研究会報告書 (KURRI-KR-170)}, month = {Aug}, note = {放射性セシウムの降下量が同程度と考えられる地域においていろいろな種類の木の新芽を採取することにより、新芽への移行の程度と樹種や葉の形状の影響を調べることができた。特に濃度が高い傾向にあったのは常緑樹で、葉面に毛が生えるなどの凹凸があるものほど放射性セシウムが捕捉され、さらには葉面を通して木に蓄積され、その後カリウムと同様に新芽に移行していたと考えられる。放射性セシウム降下時に樹体があった場合でも、放射性セシウムが樹皮に付着し、その後樹皮表面から吸収されることで、樹体に蓄積されることがわかった。今後、樹体に蓄積された放射性セシウムは数年をかけて徐々に新芽などの新組織に移動することが予想されることから、2012年度以降も、濃度が低いながらも果実中や茶には放射性セシウムが含まれることが示唆された。一方、草本植物中の濃度は、事故による放射性核種放出後2、3ヶ月経過後には著しく低下したことから、放射性セシウムは土壌固相に収着されて動きにくい形態に変化したことが示唆された。}, pages = {60--65}, publisher = {京都大学原子炉実験所}, title = {直接沈着経路と土壌経路による放射性セシウムの樹木への吸収と分布}, year = {2012} }