@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054209, author = {田上, 恵子 and 内田, 滋夫 and 石井, 伸昌 and 田上 恵子 and 内田 滋夫 and 石井 伸昌}, book = {「炭素14の環境中移行挙動評価」京都大学原子炉実験所専門研究会報告書 (KURRI-KR-153)}, month = {Mar}, note = {低分子量有機態の炭素-14(14C)は、放射性廃棄物の地層処分場から地下水等を経由して生物圏に放出される可能性のある核種であり、特に有機態14Cは生物圏評価において最重要核種の一つとされている。したがって、地下からの移動経路の途中にある土壌中における挙動を明らかにすることは重要である。これまでIshiiら1)は、低分子量有機態14Cの中の酢酸に着目し、土壌―土壌溶液間分配係数を得ることを目的として、湛水条件下の土壌の液相、固相、気相にどのように14Cラベル酢酸が分配されているのかを求めている。彼らは土壌溶液からは速やかに14C放射能濃度が減少し、固相と気相に分配されることを示した。しかしながら、土壌溶液中に添加した酢酸の化学形態の変化については情報が得られていない。  土壌溶液中の酢酸の化学形態変化と、その他の化学形の分析をするにあたり、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いることが可能であるが、HPLC単体では化学形を同定できても、14C放射能濃度は測定できないため、酢酸として添加した14Cがどこに分配されるのかを調べることは困難であり、分割されたフラクションを改めて放射能測定法で調べる必要がある。我々はそこで安定同位体13Cを14Cの代わりに使うことを考えた。HPLCで分画された種々の化学形態の炭素を安定同位体比質量分析装置(IRMS)で分析することで、添加した13Cラベル酢酸からの寄与を計算し、定量することができる。本報告では、そのためのアプローチの方法と結果について述べる。}, pages = {47--52}, publisher = {京都大学原子炉実験所}, title = {土壌溶液中の13Cラベル酢酸の経時変化}, year = {2010} }