@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054031, author = {今岡, 達彦 and 石川, 顕一 and 山下, 聡 and 西村, まゆみ and 飯塚, 大輔 and 柿沼, 志津子 and 牛島, 俊和 and 今井, 高志 and 島田, 義也 and 今岡 達彦 and 石川 顕一 and 西村 まゆみ and 飯塚 大輔 and 柿沼 志津子 and 今井 高志 and 島田 義也}, book = {乳癌基礎研究}, month = {Aug}, note = {ヒトのがんリスクの多くは環境要因に由来すると考えられている。環境中の発がん要因は無数に存在するが、そのリスク評価および規制は個別の物質ごとに行われ、それらは互いに相加的に作用すると仮定されている。我々はラット乳腺腫瘍モデルを用いて、放射線とメチルニトロソ尿素(MNU)の複合曝露実験を行った。7週齢Sprague-Dawley雌ラットにガンマ線1Gy、MNU 40mg/kg腹腔内投与あるいは両者の複合処理を行い、50週齢まで飼育した。腫瘍の触知された個体より病巣を摘出し、病理検査で癌と診断されたものについて、腫瘍の残りからDNAおよびRNAを抽出し、制限酵素断片長にもとづくH-ras遺伝子変異解析およびAffymetrix社マイクロアレイによる遺伝子発現解析を行った。その結果、放射線、MNU、複合処理による誘発腫瘍のH-ras変異陽性率はそれぞれ0, 54, 78%であり、複合曝露による腫瘍の変異陽性率は他より有意に高かった。マイクロアレイの結果を変異の有無にしたがって誘発要因間で比較すると、複合曝露による腫瘍には各要因の単独曝露では見られない特徴的な遺伝子発現が存在した。リアルタイムRT-PCRによる確認の結果、Sgk遺伝子が複合曝露によるH-ras変異腫瘍で高い発現を示した。Sgkは乳癌細胞において抗アポトーシスシグナルに関わるキナーゼであることから、放射線とMNUが複合的にラットに曝露されると、Sgkの活性化を経てH-ras変異を持つ腫瘍がよく発症することが示唆された。}, pages = {31--36}, title = {発癌剤の複合曝露によって誘発されるラット乳癌の発現マイクロアレイ解析}, volume = {17}, year = {2008} }