@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00054021, author = {荻山, 慎一 and 武田, 洋 and 内田, 滋夫 and 荻山 慎一 and 武田 洋 and 内田 滋夫}, book = {Proceedings of the Workshop on Environmental Radioactivity (KEK Proceedings)}, issue = {8}, month = {Mar}, note = {原子力発電によって発生する放射性廃棄物の処分には公共への曝露を避けるため地層処分が最適な方法であることが世界共通の認識となっている。しかし、地層処分においては評価期間が長期間であるため、地層処分場から放射性核種が漏洩や環境水を伴った移動によって漏出し生物圏に達するという仮定に基づいて安全評価を行うことが必要である。安全評価において放射性核種が食物連鎖を経て人の健康に影響を及ぼすことを想定し、食用作物への移行性を把握し、移行量を予測することが有用な指標のひとつである。これまでに金属元素を初めとした様々な放射性核種の水稲や大豆による吸収および移行について報告されている1~3)。また、野菜では葉菜類4)や根菜類5)における報告がある。しかし、生物の主要な構成元素である炭素において安全評価対策の対象核種のひとつである放射性炭素(14C: t1/2=5.73×103 y)に関する報告は少なく、他元素と同様に植物への移行性について調査する必要がある。これまでの調査において、地層処分された放射性廃棄物から放出される可能性がある14C-有機化合物には酢酸や蟻酸などが指摘されている6)。また、植物の光酸化障害の回復のため蟻酸を経根吸収させることが有効であると日本の特許第3448609号に記載されている7)。植物の炭素の起源の大部分は大気中の二酸化炭素(CO2)に由来するが、地中に漏洩した14C-有機化合物が根によって植物に取り込まれる可能性もある。このためCO2のような無機態の14Cだけではなく、有機態の14Cの経根吸収や可食部への移行について明らかにする必要性がある。本報では放射性廃棄物から放出され得る14Cの主要形態のひとつである酢酸の水稲による経根吸収および可食部への移行について調査した結果を報告する。}, pages = {163--169}, title = {酢酸を起源とする14Cの水稲経根吸収および可食部への移行}, year = {2008} }