@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00053985, author = {小西, 輝昭 and 安田, 仲宏 and 石川, 剛弘 and 磯, 浩之 and 濱野, 毅 and 酢屋, 徳啓 and 大熊, 俊介 and 児玉, 久美子 and 檜枝, 光太郎 and 今関, 等 and 小西 輝昭 and 安田 仲宏 and 石川 剛弘 and 磯 浩之 and 濱野 毅 and 酢屋 徳啓 and 大熊 俊介 and 児玉 久美子 and 檜枝 光太郎 and 今関 等}, book = {マイクロビーム細胞照射装置の開発に関するワークショップ講演要旨集 : フォトンファクトリー研究会(KEK Proceedings)}, issue = {2007-13}, month = {Feb}, note = {細胞核や細胞質に決められた量の放射線を照射できるマイクロビーム細胞照射は、低線量放射線の生物影響を研究する有力な手法である。放医研では、2003年度より既設のPIXE分析用ビームラインに、マイクロビーム細胞照射用ビームラインを増設し、2005年度より細胞を用いて基礎的な照射実験を進めている。細胞照射用顕微鏡、細胞皿、細胞照射位置決めシステムと細胞照射実験を行うための予備的な照射実験の結果について報告する。 細胞照射用顕微鏡は、レンズ型粒子検出器、観察用蛍光顕微鏡と細胞位置を移動するステージで構成されている。蛍光顕微鏡はオリンパス社製(BX-51)を石定盤に固定して使用しており、通常観察用のハロゲン光源と蛍光観察用のキセノン光源の両方を有する。細胞皿を設置するステージは、市販品のボイスコイルモータステージをベースに新規開発した。シングルイオン制御は、対物レンズの代わりに対物レンズ型シンチレーションカウンタを細胞皿の直上に移動させ、細胞を通過後の粒子を計測している。さらに、このカウントを上流の高速ビームシャッターにフィードバックすることでビーム軌道を変えてビームOFFの状態に保っている。その後、ステージの移動が連動して、移動し、ビームがONとなり、次ぎの細胞を照射する。細胞の位置情報を正確に得るために細胞皿を開発した。細胞皿は、ステンレス皿の中央部分にSi3N4板をワセリンで貼り付けて使用する。このSi3N4板は7.5 mm角、200 µm厚のフレームとその中心部分の2.5mm角、1µm厚のSi3N4薄膜からできている。このSi3N4薄膜部分に細胞を培養し、薄膜を通して照射を行う。細胞位置情報は、1µM Hoechst33258で細胞核を染色し、その蛍光を頼りに細胞核を楕円フィッティングして得ている。さらにSi3N4板の角が非常にシャープであることから、この角を原点として、細胞皿中のすべての細胞位置を座標として得ることができる。予備的な実験として、CHO-K1細胞に500個のプロトンを照射し、免疫蛍光染色法を用いてDSBのマーカーであるγ-H2AXを蛍光標識して、狙った細胞に照射できていることを確認した。さらに、ヘキスト蛍光試薬の毒性についても検証し、現状の細胞撮像システムにおける最適条件を決定した。次に、HCT116細胞に照射を行い、生存率曲線を得ることに成功した。}, pages = {11--13}, publisher = {KEK}, title = {放医研SPICEの現状2.試料周辺装置}, volume = {KEK proceedings}, year = {2008} }