@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00053879, author = {波多野, 由希子 and 今岡, 達彦 and 西村, まゆみ and 島田, 義也 and 西村 由希子 and 今岡 達彦 and 西村 まゆみ and 島田 義也}, book = {乳癌基礎研究}, month = {Apr}, note = {発達期の小児は、成人に比べ、放射線や化学物質の発癌性に対して脆弱であると考えられている。乳腺においては、思春期前後のホルモン環境が異なることから、両時期の発癌刺激によって発生する乳癌の性質に違いがあることが予想されるが、よくわかっていない。そこで思春期前後に相当する3および7週齢のSprague-Dawley雌ラットを用いて、放射線および1-メチル-1-ニトロソ尿素(MNU)によって乳癌を誘発し、その発癌性および乳癌のエストロゲン受容体(ER)およびプロゲステロン受容体(PR)発現を免疫組織化学的に調べた。その結果、放射線では7週齢の、MNUでは3週齢の処理で高い発症率が見られた。腫瘍におけるERおよびPR陽性細胞の割合は、放射線を3週齢で照射した群でのみ5〜7%と低く、他の群で15〜25%と高いのと対照的であった。これらの結果から、思春期前に放射線に被曝すると、発症率そのものは成人の被曝より低いものの、予後不良と考えられるホルモン受容体陰性の乳癌が発症しやすいと考えられる。}, pages = {17--21}, title = {思春期前の放射線被ばくにより発生するラット乳癌の特徴}, volume = {16}, year = {2007} }