@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00053800, author = {宮本, 霧子 and 武田, 洋 and 井上, 義和 and 本郷, 昭三 and 竹下, 洋 and 佐野, 理江 and 山本, 一英 and 一政, 祐輔 and 百島, 則幸 and 佐竹, 洋 and 宮本 霧子 and 武田 洋 and 井上 義和 and 本郷 昭三 and 竹下 洋 and 佐野 理江 and 山本 一英 and 一政 祐輔 and 百島 則幸 and 佐竹 洋}, book = {環境放射能調査研究成果論文抄録集}, month = {Dec}, note = {2001年度より、放医研のランダムウォーク型大気拡散プログラムを3H用に変換して(Tritium-EESAD)、放医研の環境・人体核種移行評価システムに組み込み(Tritium-ERMA)、線源から人体までの3H移行量と被ばく線量をパーソナルコンピュータで評価・計算するための体制構築に着手した。その後システムは、IAEA主催のBIOMASS国際共同事業(BIOsphere Modelling and ASSessment program、生物圏モデル化評価、1996年〜2000年)、及び後継事業であるIAEA-EMRAS(Environmental Modeling for RAdiation Safety、放射線安全のための環境モデル化、2003〜2007年)の「3H作業グループ」で利用されたシナリオを計算し、プログラムコード及びパラメータの不都合を順次改訂して、検証作業を進めてきた。2001年度より、放医研のランダムウォーク型大気拡散プログラムを3H用に変換して(Tritium-EESAD)、放医研の環境・人体核種移行評価システムに組み込み(Tritium-ERMA)、線源から人体までの3H移行量と被ばく線量をパーソナルコンピュータで評価・計算するための体制構築に着手した。その後システムは、IAEA主催のBIOMASS国際共同事業(BIOsphere Modelling and ASSessment program、生物圏モデル化評価、1996年〜2000年)、及び後継事業であるIAEA-EMRAS(Environmental Modeling for RAdiation Safety、放射線安全のための環境モデル化、2003〜2007年)の「3H作業グループ」で利用されたシナリオを計算し、プログラムコード及びパラメータの不都合を順次改訂して、検証作業を進めてきた。  今年度は放医研が長年放射能調査研究予算で蓄積した東海村の観測データと、日本原子力研究開発機構が提供した研究用重水冷却型原子炉のトリチウム放出量と気象観測データから、「松の木シナリオ(Pine Tree Scenario)」を作成してEMRASに提供しモデル計算を行った。放出点から1km圏内の評価地点における、大気中水蒸気、降水、松葉水分(TFWT)、松葉有機物(OBT)及び松年輪OBTの月平均3H濃度を推定計算して実測値と比較し、各国モデルの特徴や相違について議論しモデルを検証している。放医研のTritium-EESADも、他国が主に採用しているガウスプルームモデルの予測結果と比較を行い、能力実証のための議論を行っている。このシナリオがEMRASで採用されたことによって、松葉TFWT及びOBTが、再処理施設等のモニタリング試料として利用されることの意義が確認され、モニタリング結果の信頼度と限界について国際的な議論がまとめられることになる。Tritium−EESADの計算値は、月間平均濃度の実際の変動をよく再現した結果となっており、未だ議論中のため図示できないが、他国のガウスプルーム法を採用した計算結果よりも観測値に近かった。各種の予測モデルの実証を行った結果はIAEAからの報告書に公開される。今後はTritium-EESADを実際の国内3H放出施設のモニタリング評価値の予測に利用していきたい。}, pages = {97--98}, publisher = {文部科学省}, title = {環境生態系のトリチウム安全評価モデルとデータベース構築}, volume = {48}, year = {2006} }