@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00053667, author = {今岡, 達彦 and 西村, まゆみ and 寺本, 彩子 and 西村, 由希子 and 太田原, 雅美 and 長田, 春美 and 柿沼, 志津子 and 前川, 昭彦 and 島田, 義也 and 今岡 達彦 and 西村 まゆみ and 寺本 彩子 and 西村 由希子 and 太田原 雅美 and 長田 春美 and 柿沼 志津子 and 島田 義也}, book = {乳癌基礎研究}, month = {Apr}, note = {我々の生活環境には発がん物質や放射線を初めとする無数の発がん要因が存在し、がんはその複合曝露の結果として生じると考えられる。しかし複合曝露による発がんの機序については演繹的考察しかなされていない。我々は実験的にこれを解析するため、ラット乳腺腫瘍のガンマ線およびメチルニトロソ尿素(MNU)による誘発系を用いて、複合発癌実験を行った。7週齢Sprague-Dawleyラットを無処理群、ガンマ線(2 Gy)照射群、MNU(40 mg/kg)投与群、複合処理群にわけて処理し、50週齢において触知腫瘍発症個体を解剖して、腫瘍検体を得た。腫瘍は腺癌と線維腺腫に大別されたが、複合処理はそのうち腺癌の発生のみを増強した。H-ras遺伝子突然変異はMNU誘発乳癌にのみ検出され、ガンマ線誘発乳癌には見られなかった。複合処理群では、MNU処理群と比較して、H-ras遺伝子変異のある乳癌の発生のみが促進され、変異のない乳癌の発生は促進されなかった。MNU誘発乳癌と比べ、ガンマ線誘発および複合処理誘発乳癌では活性化c-Myc陽性率が高かった。これらの結果は、ガンマ線とMNUの複合曝露がH-rasの変異をふくむ発癌経路においてのみ協同作用を惹起し、これがおそらく活性化c-Mycとの相互作用によるものであることを示唆している。}, pages = {49--56}, title = {電離放射線とメチルニトロソ尿素の複合曝露によるラット乳腺腫瘍の協同的な誘発機序}, volume = {14}, year = {2005} }