@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00053082, author = {村松, 康行 and 吉田, 聡 and 村松 康行 and 吉田 聡}, book = {放射性核種の環境動態と線量評価モデル(放医研環境セミナーシリーズ ; no.26)}, issue = {NIRS-M-134}, month = {}, note = {ここでは、我が国で採取した土壌、植物、水試料についてUとThの分析データを紹介した。特に土壌については、日本各地で採取した土壌試料中の分析を行い、我が国におけるUとThの分布を知ることができた。また、農耕地のU濃度は、リン酸肥料の添加によって不純物として含まれるUが加わり、濃度が上昇した可能性が指摘された。さらに、農作物及びそれが生育していた土壌の分析値から、UとThの土壌から植物への移行係数(濃度比)を求めた。その結果、葉菜類はU: 0.0005, Th: 0.0005、根菜類はU: 0.0002, Th: 0.0008、芋類はU: 0.0001, Th: 0.0005という移行計数値が得られた。米(精白米)の移行係数値はU: 0.00001, Th: 0.00003と非常に小さい値であった。  Puについては化学分離法の検討を行い、ICP-MSよる分析を確立した。ICP-MS法を用いることにより環境濃度まで十分測定できるだけでなく240Pu/239Pu比についてのデータも得られた。今までデータがなかった種々の比較標準物質の240Pu/239Pu比を求めることができた。今後、再処理施設の本格的な稼働やMOX燃料の使用等に伴い、Puに関連した環境モニタリングや分析を行う必要性も増している。今回示したICP-MS法を利用した分析法は、測定時間が短く、240Pu/239Pu比も求められることから大変有効と考えられる。また、濃度のみでなく同位体比が求められることは汚染源の情報を得る上でも重要である。}, pages = {128--137}, publisher = {放医研}, title = {U, Th, Puの陸圏における分布と挙動}, year = {2001} }