@article{oai:repo.qst.go.jp:00049302, author = {Kimura, Atsushi and Nagasawa, Naotsugu and Taguchi, Mitsumasa and 木村 敦 and 長澤 尚胤 and 田口 光正}, journal = {Polymer degradation and stability}, month = {Jan}, note = {我々は、イオン液体を用いて難溶性天然多糖類を溶液化し、放射線を照射することで、化学処理を必要としない環境にやさしい多糖類ゲルの開発に成功した。これらの多糖類ゲルは、低毒性・生体適合性・導電性であることから生体電極への応用が期待される。一方で、これらの多糖類ゲルの収率は低く、膨潤度、弾性率も実用的な生体電極に要求される1 g/g, 10-100 kPa以下であった。本研究では、イオン液体と放射線照射法を組み合わせることで天然多糖類の複合材料を作製し、収率や物性の向上を目指す。 セルロースおよびキトサンを5 wt%で混合し、含水率26 wt%の条件でイオン液体γ線照射することで、放射線架橋複合ゲルを80%以上の高収率で得ることに成功した。この複合ゲルの膨潤度および弾性率は、最大で12 g/g, 25 kPaに達した。また、この複合ゲルは生体電極に求められる37~120℃の範囲で耐熱性を有し、放射線加工した後も生分解性が維持されていることを確かめた。さらに、複合ゲルの電圧に対する屈曲運動性(曲率)は0.09 m-1 V-1であり、一般的なイオンゲルアクチュエータの値(0.1 m-1 V-1)に近いことが分かった。}, pages = {133--138}, title = {Synthesis of polysaccharide hybrid gel in ionic liquids via radiation-induced crosslinking}, volume = {159}, year = {2019} }