@article{oai:repo.qst.go.jp:00049029, author = {鶴岡, 千鶴 and 柿沼, 志津子 and 鶴岡 千鶴 and 柿沼 志津子}, issue = {6}, journal = {日本原子力学会誌アトモス}, month = {Jun}, note = {がんはさまざまな要因で発生するため、被ばくによる発がん影響を直接調べることは困難である。一般に、高線量・高線量率被ばく時のがん発生率は被ばく線量に比例して増加し、この増加分が被ばくによるものと合理的に考えられている。しかし、低線量率被ばくではその増加が小さく、被ばくの影響だけを取り出して論ずることは困難でありこれまで明瞭な議論をすることができていない。そこで被ばくに起因するがんと自然に発生したがんを区別することができる特殊な発がんモデルマウスを用い、低線量率被ばく後に発生したがんの原因を調べ、低線量率被ばく後の「被ばくに起因するがん」の発生率は、同じ線量を高線量率被ばくさせた時に比べ低くなることを示した。さらに線量率を小さくすると、「被ばくに起因するがん」は減少した。これらの結果より、低線量・低線量率被ばくは高線量率被ばくに比べ、被ばくに起因する発がんリスクが小さくなること、またそのリスクは線量率が小さくなると自然に発生したがんとの差が見えなくなることを明らかにした。}, title = {「じわじわ」被ばくの発がん影響の発がん影響を動物実験で明らかに モデルマウスを用いて低線量率被ばくに起因する発がんリスクを直接的に評価}, volume = {59}, year = {2017} }