@article{oai:repo.qst.go.jp:00048758, author = {船越義彦 and 押川巧 and 今岡宏志 and 吉川耕平 and 井口, 将秀 and 櫻井, 武尊 and 井口 将秀 and 櫻井 武尊}, issue = {11}, journal = {火力原子力発電}, month = {Nov}, note = {ITERは、核融合エネルギーの実現を科学的に実証するための大規模な実験炉である。現在、多国間協力によってITERの建設が進められている。トロイダル磁場コイルはこの実験炉において重要な構成機器の一つであり、主にトロイダル磁場コイルケース(TFCCs)と超伝導コイルによって構成されている。TFCCsに用いられるWingやSide Plateなどの鍛鋼品は最大重量約10ton、最大厚み約1000mmの極厚で3次元的な複雑形状である。これらの鍛鋼品は超伝導コイルの環境温度である4K(-269℃)において巨大な電磁力に耐えるために高窒素オーステナイト系ステンレス鋼が用いられる。このような極厚鍛鋼品の内部品質(超音波探傷試験における超音波透過性(UT透過性)、機械的性質)を確保しつつ、最終製品形状に近く成形するニア・ネット・シェイプ(NNS)鍛造成形法を確立することは、オーステナイト系ステンレス鋼特有の粗大な結晶粒及び高窒素に起因する鍛造成形中の割れ発生等から、困難と考えられてきた。そこで、高窒素オーステナイト系ステンレス鋼で極厚複雑形状鍛鋼品の合理的鍛造方法を開発するため、ラボ実験及び有限要素法(FEM)解析を行い、2012年に実機大鍛鋼品の試作を行った。2013年以降多くの実機向け鍛鋼品を製造し、日本のITER計画への貢献の一部となっている 本報告では、TFCCs用高窒素オーステナイト系ステンレス鋼極厚鍛鋼品の製造技術と材料特性について述べる。}, pages = {667--672}, title = {国際熱核融合実験炉用高窒素ステンレス鋼極厚鍛鋼品の製造技術}, volume = {68}, year = {2017} }