@article{oai:repo.qst.go.jp:00048426, author = {飯沼, 武 and 神田, 玲子 and 横地隆 and 飯沼 武 and 神田 玲子}, issue = {2}, journal = {CT検診学会誌}, month = {May}, note = {トヨタ自動車(株)健康支援センタ-ウェルポ(ウェルポと略)の肺癌検診における発見肺癌の臨床病期割合とIASLCの第7版のStage別5年生存率から試算した肺癌致命率を用いて、CT検診群の予測肺癌致命率(Predictive Lung Cancer Fatality PLFと略)を算出した。一方、ウェルポのCT検診では中間期肺癌を把握してないため、スクリーニング検査の感度を用いて中間期肺癌を含む全肺癌の臨床病期割合を補正し、PLFの比としてCT検診群と不介入群間の肺癌死亡の相対リスクを推定した。PLFはⅠA期割合*0.18+ⅠB期割合*0.34+ⅡA期割合*0.48+ⅡB期 割合*0.53+ⅢA期割合*0.64+ⅢB期割合*0.81+Ⅳ期割合*0.94である。  ウェルポのCT肺癌検診の成績は2008-14年のもので、受診者数は40-70歳の男性68119人、女性26913人、合計95032人、発見肺癌数は男性94例、女性53例、合計147例である。検診間隔は4年間隔である。  次に、発見肺癌の病期分布を男、女、男女計の3群について算出し、それに対して中間期肺癌の補正を行い、男性の病期割合はⅠA期0.576、ⅠB期0.103、ⅡA期0.043、ⅡB期0.039、ⅢA期0,073、ⅢB期0.077、Ⅳ期0.089、PLF37.3%、女性はⅠA期0.747、ⅠB期0.039、ⅡA期0.009、ⅡB期0.014、ⅢA期0.044、ⅢB期0.068、Ⅳ期0.079、PLF31.7%を得た。これに対し、不介入群のPLFを70.0%と仮定して、肺癌死亡の予測相対リスク(RRpと略)を求めると、男性が37.3/70.0=0.533、女性が31.7/70.0=0.453となり、大きな肺癌死亡減少効果があると期待される。  問題点は検診間隔が4年間隔と長く、中間期肺癌の補正が正確でないこと、今後の生存率の測定などの別のエビデンスが必要なことなどであり、確実な証拠とは言えない。}, pages = {11--16}, title = {CT肺がん検診の発見肺癌病期分布による有効性予測 - トヨタウェルポの場合 -}, volume = {24}, year = {2017} }