@article{oai:repo.qst.go.jp:00048313, author = {松山, 知樹 and 戒崎, 俊一 and 和田, 智之 and 北村, 尚 and 下川, 卓志 and 八幡, 昌紀 and 松山 知樹 and 北村 尚 and 下川 卓志}, issue = {1}, journal = {DNA多型}, month = {Jan}, note = {陽子線やイオンビーム等の粒子線は、強度・照射野・照射深度の制御可能という特徴を有し、既にガン治療をはじめとする医療分野で実用化されている。植物分野でも変異体誘発・育種に利用され、多々の新品種が育成されてきた。一方で、我々は粒子線照射後に形態・形質に変異のなかった植物体からDNA多型を検出し、品種「内」識別に相当するDNAマーカーを開発してきた。これを「DNAマーキング」とし、キク、シンビジウム等の花卉類を中心に事例を重ねた、これらの成果をもとに、現在、同じ栄養繁殖性の木本植物において同様の展開を試みている。木本のモデルとして、「多胚性」と呼ばれる形質を有したカンキツを供試した。この形質は1つの種子から2つ以上の芽を出す現象であり、胚のうを取巻く珠心細胞から胚(珠心胚)を生じる無生的生殖に起因する。珠心胚の発生により、受精があった場合、1つは受精胚となり残りは珠心胚由来の母系クローンとなり。この特徴を活用し、根の損傷回避を図った地上部のみへの粒子線照射を行い、DNAマーキングを進めた。その結果、キメラ(モザイク)性の解消された変異体やゲノムDNAの変異誘発の確認に至っている。この過程で、受精胚由来と考えられる植物体が見出されたため、ここでは育種利用を鑑みたDNA多型解析と併せて報告する。}, pages = {71--74}, title = {粒子線照射によるカンキツ変異体DNA多型検出について}, volume = {25}, year = {2017} }