@article{oai:repo.qst.go.jp:00048037, author = {池部, 仁善 and 櫻庭, 俊 and 河野, 秀俊 and 河野 秀俊}, issue = {2}, journal = {生物物理}, month = {Mar}, note = {ヒトをはじめとする真核生物の細胞内では、DNAはヒストン八量体に巻きついた複合体(ヌクレオソーム)を形成し、それが互いに凝集してクロマチンとなる。ヌクレオソーム同士の間にはDNAの負電荷による反発力が生じるが、正電荷をもつアミノ酸残基(リシンとアルギニン)が多く存在するヒストンの末端領域、ヒストンテール(以下テール)の仲介により、クロマチンへの凝集が可能となる。しかし、テールは特定の安定な立体構造をとらない天然変性領域であるため、従来の実験的手法でその詳細な構造を調べることは困難であった。 我々は、テールの詳細な構造を理解するとともに、アセチル化がテールやヌクレオソームのDNAにどのような構造変化を及ぼすのかを明らかにするため、 分子動力学(Molecular Dynamics, MD)シミュレーションによる原子レベルの構造解析を行った。本トピックスでは、研究に用いた構造探索の新規計算手法と、新たに明らかとなったテールの相互作用の特性及びアセチル化によるテールとDNAの構造変化の概要について紹介する。}, pages = {095--097}, title = {ヌクレオソーム中におけるヒストンテールの特性とアセチル化の影響}, volume = {57}, year = {2017} }