@article{oai:repo.qst.go.jp:00047963, author = {和達, 大樹 and 山村, 周玄 and 石井, 賢司 and 鈴木, 基寛 and 池永, 英司 and 松野, 丈夫 and 石井 賢司}, journal = {X線分析の進歩}, month = {Mar}, note = {現代の物性物理学においてイリジウム酸化物は,スピン軌道相互作用と電子相関の両方が重要である点で特に興味を集めている.最近,パルスレーザー堆積法による人工超格子[(SrIrO3)m,SrTiO3] (m=1, 2, 3, 4, and ∞) の作製の報告があった.SrIrO3 の積層数m を変化させることで,半金属-絶縁体転移などが見られた.我々は共鳴X 線回折,硬X 線光電子分光,X 線磁気円二色性の組み合わせにより,これらの超格子の電子状態を明らかにした.m=1 の超格子の磁気構造はSr2IrO4 と同様の面内のキャントした反強磁性であった.電 子状態は他の超格子と異なり2 次元性の強いものであった.磁化測定で観測された面内の強磁性成分は,X線磁気円二色性測定でも観測された.以上のように,m=1 超格子はバルクのSrIrO3 とは全く異なる電子状態を持つことが明らかとなった.次元性制御を通じたバンドエンジニアリングによって新しい電子状態が実現する可能性を明確に示している.}, pages = {215--223}, title = {放射光X線の回折・分光で解明するSrIrO3/SrTiO3超格子の電子状態}, volume = {48}, year = {2017} }