@article{oai:repo.qst.go.jp:00047872, author = {冨田, 雅典 and 松本, 英樹 and 舟山, 知夫 and 舟山 知夫}, issue = {4}, journal = {放射線生物研究}, month = {Dec}, note = {放射線誘発バイスタンダー応答は、細胞間シグナル伝達によって誘導される生物応答の一つであり、放射線がヒットした細胞(標的細胞)が放出する因子を受け取った、放射線がまったくヒットしなかった細胞(バイスタンダー細胞)に誘導される応答である。高LET重イオン線は、生体内で飛跡に沿って高密度電離を生じるため、重イオン線がヒットした細胞核内では重篤で修復困難なDNA損傷(クラスターDNA損傷)が生成される。さらに、高LET重イオン線は1荷電粒子のヒットにより細胞に付与される線量(素線量)がγ線と比べて桁違いに高い。このため、中・高線量域でも重イオン線がヒットした細胞とヒットしなかった細胞が混在する状況が生じる。ゆえに、低粒子数の重イオン線を被ばくする宇宙飛行士の健康影響を考える場合、クラスターDNA損傷に加え、バイスタンダー応答による影響の解明も重要となる。本外部発表では、これまでに明らかにした知見を中心に、高LET重イオン線によるバイスタンダー応答の特徴を紹介する。}, pages = {324--335}, title = {重イオン線によるバイスタンダー応答の特徴}, volume = {51}, year = {2016} }