@article{oai:repo.qst.go.jp:00045466, author = {宮本, 真衣 and 石榑, 信人 and 緒方, 良至 and 成田, 憲彦 and 川浦, 稚代 and 仲野, 高志 and 仲野 高志}, issue = {3}, journal = {Radioisotopes}, month = {Mar}, note = {今日、ホールボディカウンタ校正用ファントムとして用いられている代表的なものは、線源水溶液を満たした直方体等の単純な形状の樹脂容器を組み合わせて全身を表現したものである。これらのファントムには、均一分布にしか対応できないものが多い、別の核種の線源への交換が困難、漏洩による環境や検出器の汚染の可能性などの問題が存在する。著者らは、これらの問題を解決するため、密封シート線源を用いたホールボディカウンタ校正用ファントムの開発を試みている。これは、ランドファントム等の各スライス間に薄い密封シート線源をサンドウィッチしたものである。本研究では、このようなファントムに用いるため、人体横断面と同程度の面積を有する密封シート線源の作製を試みた。実際のホールボディカウンタで測定されるのはγ線放出核種であるが、本研究では作製方法の確立に主眼を置き、半減期が比較的短い等取り扱いが容易でオートラジオグラフィに適した純β核種の32Pを用いた。32Pの塗布にはインクジェットプリンタを用いた。放射能面密度は、画像処理ソフトウェアのカラー濃度を設定することにより調節した。32Pが塗布された用紙は、厚さ0.1mmの熱接着性のラミネートフィルムで密封した。液体シンチレーション検出器による放射能面密度の測定、オートラジオグラフィによる視覚的評価、浸漬試験による密封性の評価、およびダストモニタによる空気汚染の評価を行った結果、本方法により、ホールボディカウンタ校正用ファントムに用いる密封シート線源を安全に作製できることが示された。さらに、試作した99mTcの密封シート線源を用いることにより、ファントム内におけるシート線源の離散的配置が、ファントム外部でのγ線フルエンスの空間分布に規則的なゆらぎを生じさせないことを確認した。}, pages = {85--92}, title = {ホールボディカウンタ校正に用いる密封シート線源の作製}, volume = {58}, year = {2009} }