@article{oai:repo.qst.go.jp:00044275, author = {白川, 芳幸 and 白川 芳幸}, issue = {8}, journal = {Radioisotopes}, month = {Aug}, note = {放射性物質や汚染の存在位置を遠隔で探査するためにはガンマ線の入射する方向を知る必要がある。この要求に応えるため,積極的に入射方向感度を高めた新型の検出器が開発された。この検出器は,3種類のシンチレータと光電子増倍管より構成される。シンチレータの種類は,NaI(Tl),CsI(Tl),BGOである。それぞれのシンチレータは120度の扇形をしている。3種類のシンチレータを光学的に結合してひとつの円柱形シンチレータを作る。ガンマ線は検出器中のそれぞれのシンチレータに直線的な経路で入射し,そして経路の長さは検出器に対する方向によって変化する。各シンチレータにおける光電効果を生じる確率も入射方向によって変化する。それゆえ,多重波高分析器で得られたスペクトルに観察される3つのピークの計数も方向に依存する。各シンチレータに対応したピーク計数と方向に関する応答曲線が,137Csを用いた実験によって得られた。これらの応答曲線は入射方向0〜360度の全範囲で感度を有することが明らかになった。このことによって,提案した検出器による入射方向の識別の可能性が示された。}, pages = {445--450}, title = {全方向性γ線検出器の開発}, volume = {53}, year = {2004} }