@article{oai:repo.qst.go.jp:00044226, author = {松本, 徹 and その他 and 松本 徹}, issue = {1}, journal = {日本乳癌検診学会誌}, month = {Mar}, note = {ファントム画像の画質評価は撮影法を総合的に評価するものであり、撮影技術面と臨床の画質との橋渡しともなる。重要な制度管理の項目である。本稿では、画質を客観的に評価する基礎として、画像のデジタル化とファントムのもつ問題点を検討し、ファントム間でのテスト物質の不均一性を考慮に入れた評価方法を提案した。  画像読みとりにはVXR-12,画像処理にはNIH Image, IPLab Spectrum を用いた。対象はRMI 156型ファントム5個とNA 18-220型の1個である。(1)濃度分解能:10枚の画像について8-bitと12-bitデジタル化を行ったが、石灰化と腫瘤のコントラスト、SNRはよく一致した。(2)空間分解能:同一画像を空間分解能300,150,75 DPIの3条件で読みとった。石灰化第3群(320um)については85umでデジタル化した場合、信号の低下は8%前後と推定された。(3)再現性:同一のファントム画像を25日間に10回読みとったが、ベースの画素値、テスト物質の計測値の標準偏差は1.0〜3.5%(変動係数)であった。(4)ファントム間でのテスト物質の均質性:石灰化、腫瘤ともファントム間に有意の差があり(p<0.01)、特に石灰化第1群で差があった。  以上から、濃度範囲と計測項目が限定されたファントム画像の画質を評価するには、8 bits, 85umのデジタル化で足りると考えられる。また、テスト物質の特性がファントム間で異なることは、計測値の規格化により解決できる。具体的には、個々のファントムについて高品位な画像を撮影し、その「基準画像」に対する相対的な画質を評価するものである。それは画質の到達度(performance)と考えることができ、複数の施設の画質の評価にあたって連続性のある物差しとなる。}, pages = {103--112}, title = {マンモグラフィの精度管理のためのファントム画像データベース−第2報:デジタル化とACRファントムの諸問題−}, volume = {7}, year = {1998} }