@article{oai:repo.qst.go.jp:00044140, author = {中丸, 康夫 and 中丸 康夫}, issue = {3}, journal = {Radioisotopes}, month = {Mar}, note = {CsおよびSrの土壌-植物移行における、植物生育段階の影響について、ダイズを用いたポット栽培試験によって検討した。ダイズ植栽区と無植栽区を設け、生育期間中のMg、K、Ca、SrおよびCsの土壌溶液中濃度、植物中濃度、および蒸散量を測定した。植物生育にともない、土壌溶液中のMg、K、Ca、SrおよびCs濃度は減少した。Mg、Ca、KおよびSrの濃度低下は植栽区で顕著であり、ダイズによる吸収により、土壌溶液中の濃度が減少したと考えられる。一方でCsについては、植栽区と無植栽区との差は少なかった。蒸散量から各元素のマスフローによる根表面への移動量を計算し、実際の吸収量と比較したところ、Csについては、根近傍(根圏)においてCsの吸収が阻害され、それは生育後半においてより顕著となることが示された。根密度 の高い小スケール栽培により、根圏土壌におけるCs、Srの可給性について検討した結果、根圏において局所的にCs の分配係数(Kd)が増加することが示された。これらの結果から、長期的な栽培においては、栽培にともなう根圏のK濃度減少にともない、根圏においてCsの固定が促進され、生育後半にはCsの可給性が減少したものと考えられる。こうした根圏における可給性の低下はSrについては認められなかった。 謝辞 本研究の一部は、資源エネルギー庁放射性廃棄物共通技術開発調査費の予算で行われた。}, pages = {125--133}, title = {根圏土壌におけるCsおよびSrの可給性に及ぼす植物生育ステージの影響}, volume = {55}, year = {2006} }