@article{oai:repo.qst.go.jp:00044119, author = {田上, 恵子 and 平井, 育子 and 内田, 滋夫 and 田上 恵子 and 平井 育子 and 内田 滋夫}, issue = {12}, journal = {Radioisotopes}, month = {}, note = {飲料水の水質に関するガイドラインが国内及び国際的にも決められているが、ヒ素(As)とセレン(Se)の基準値は0.01 mg L-1 (10 micro g L-1)以下であることと記載されている。しかしながら我が国の河川水中のヒ素とセレンの濃度は低く、日本全国のヒ素とセレンの濃度レベルについての情報が不足していた。近年開発されたオクタポールリアクションシステムを搭載した誘導結合プラズマ質量分析法(ORS-ICP-MS)は原子吸光法やICP-発光分光分析法に比べて低い検出下限値を達成することができる。本研究では、日本の25の一級河川からそれぞれ10地点ずつサンプリングを行い、そのヒ素とセレンの濃度をORS-ICP-MSで定量し、濃度分布を調べた。定量にあたってヒ素ではヘリウムを、セレンでは水素をリアクションガスとして用いることで、干渉イオンを除去した。  測定した試料の95%以上でヒ素とセレンの測定ができ、元素濃度はそれぞれ対数正規分布を示した。ヒ素とセレンの幾何平均値は0.68 micro g L-1 と 0.062 micro g L-1であり、これらは規制値よりも低い安全なレベルであることがわかった。上流から下流への濃度分布は両元素とも変化が小さいことを得た。これらの元素は主に地質由来であると考えられる。}, pages = {577--585}, title = {オクタポールリアクションシステムICP-MSによる我が国の主要25河川中のヒ素及びセレンの濃度測定}, volume = {54}, year = {2005} }