@article{oai:repo.qst.go.jp:00044098, author = {田上, 恵子 and 内田, 滋夫 and 田上 恵子 and 内田 滋夫}, issue = {2}, journal = {Radioisotopes}, month = {Feb}, note = {日本全国から採取した農耕地土壌82試料(水田土壌37、畑土壌45)のウラン(U)及びトリウム(Th)の定量をICP-MSで行った結果、水田土壌中のUおよびTh濃度の幾何平均値はそれぞれ2.75 mg kg-1および5.56 mg kg-1、畑土壌中ではそれぞれ2.13 mg kg-1および5.17 mg kg-1と、これまでの測定値の範囲内の濃度であり、かつ水田土壌と畑土壌間では有意差はなかった。さらにU/Th比を計算すると、水田土壌で0.53、畑土壌で0.49となり、日本の地殻(0.28)、非農耕地土壌(0.23)や河川堆積物(0.20)に比べて有意に高いことがわかった。主に農耕地土壌に施肥されるリン鉱石を原料とするリン酸肥料に含まれるUが全U濃度上昇に影響していると考えられた。そこでその寄与分を施肥が行われていない非農耕地土壌のU/Th比を用いて算出したところ、現在の日本の水田土壌中のUは平均50%(4-78%)が、畑土壌では平均48%(4-74%)となり、日本の農耕地の半分は施肥により人為的に添加されたUであることが推定された。}, pages = {71--78}, title = {U/Th比を用いたリン鉱石原料のリン酸肥料施用による農耕地土壌中ウラン増加割合の推定}, volume = {55}, year = {2006} }