@article{oai:repo.qst.go.jp:00042997, author = {大須賀, 敏明 and 池平, 博夫 and 小畠, 隆行 and 大須賀 敏明 and 池平 博夫 and 小畠 隆行}, journal = {情報処理学会論文誌}, month = {}, note = {多孔質媒質(porous)や繊維を束にした繊維多孔質(fibrous porous) の内部の液体の流動は浸透流と呼ばれ、流速は圧力勾配と浸透係数の積となる。中空糸1万本の束を円筒容器に格納した透析器では、透析液の出入り口は円筒容器両端の外周部に存在し、透析液の流動には中空糸に沿う方向と直交する方向の浸透係数が影響を与える。透析器では、直系200ミクロンの中空糸内部を流れる血液の不要な成分は、中空糸の膜を透過し中空糸外部を流れる透析液に吸収される。透析の効率を改善するためには、中空糸束の透析液の流動と圧力分布を求める必要がある。ある時刻より透析液に注入したトレーサー先端部の円筒容器内部で移動する流れを、核磁気共鳴画象(MRI)を用いて外部より観察し、数値シュミレーションで再現した透析液の流れと比較して透析液の圧力分布を決定した。浸透係数の中空糸に沿う方向と垂直な方向の比を仮定して、透析液の連続方程式に代入すると透析液の圧力分布を得る。その圧力分布のもとで透析流の流速場を求め、トレーサーの流動を移流方程式によってシュミレーションした。透析液は中空糸の束を浸透していても、中空糸に沿う方向と垂直な方向の浸透係数はほぼ等しいことを確認した。中空糸が外部の圧力を内部より低く保つための圧力調整では、透析液の圧力勾配は主に中空糸を沿う方向で、中空糸に直交する方向の圧力勾配は強くないことが仮定されてきたが、その仮定の正当性が実証された。}, pages = {2687--2696}, title = {中空糸透析器の流動シュミレーション}, volume = {43}, year = {2002} }