| アイテムタイプ |
会議発表用資料 / Presentation(1) |
| 公開日 |
2025-06-03 |
| タイトル |
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タイトル |
In vivoで腫瘍 DNA を標的とする 191Pt 標識化合物の開発 |
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言語 |
ja |
| 言語 |
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言語 |
jpn |
| 資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_6670 |
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資源タイプ |
conference poster |
| 著者 |
尾幡 穂乃香
辻 厚至
張 明栄
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| 抄録 |
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内容記述 |
[背景・目的]ナノスケールの短飛程放射線であるAuger電子を核医学治療に応用する場合、DNAへの薬物送達が重要とされているが、有効な薬剤はまだ確立されていない。抗がん剤として用いられる様々な白金錯体が優れたDNA結合性を示すことから、Auger電子を放出する白金RIが候補核種として期待されているが、生体内で腫瘍DNAを効率的に標的とできる薬剤設計はまだ確立されていない。本研究では、腫瘍抗原とゲノムDNAの両方を標的とする白金RI(191Pt)標識化合物のベースデザインを探索し、in vivoで標的腫瘍のDNAに結合する、新規191Pt標識化合物の開発を行う。[方法]Pt-191標識用配位子であるトリチオール(Trithiol)配位子、DNA結合用のヘキスト(Hoechst)、前立腺特異的膜抗原(prostate-specific membrane antigen: PSMA)を標的とするリガンドからなる、6種類の化合物を合成した(Trithiol-Hoechst-PSMA:THP1、2-4、2-8、3-4、3-8、4)。これらの化合物は、トリチオール配位子とHoechst/PSMA標的リガンドの間に、それぞれ異なる構造と長さのリンカーを含んでいる。Pt-191標識後、[191Pt]Pt-THP1、2-4、2-8、3-4、3-8、4のDNA結合能とPSMA標的特異性を細胞実験で評価し、PSMA発現のある/ない腫瘍を持つマウスでその生体分布を調べた。最後に、[191Pt]Pt-THP3-4および3-8の腫瘍DNAへの結合性をin vivoで評価した。[結果]6種類の[191Pt]Pt-THP標識体はすべて60-80%の放射化学収率で得られ、191Pt標識生成物を標識前駆体から分離することに成功した。トリチオール配位子とヘキストの間に直鎖PEGリンカーを挟み、トリチオール配位子とPSMA標的リガンドの間に直鎖C4リンカーを挟んだ、[191Pt]Pt-THP3-4と3-8では、他の191Pt標識体よりも、培養細胞におけるDNA結合能とPSMA標的特異性が高かった。担癌マウスを用いて、[191Pt]Pt-THP3-4および3-8の体内分布を調べたところ、正常臓器からの薬物クリアランスは迅速で、PSMAを発現している腫瘍および腎臓では長く滞留することが判った。これら2つの標識体は、in vivoのPSMA陽性腫瘍においても培養細胞とほぼ同じDNA結合率(~1%)を示した。[結論]2種類の新規191Pt標識化合物、[191Pt]Pt-THP3-4と3-8がin vivoでPSMA陽性腫瘍のゲノムDNAに効率よく結合することが示された。6つの異なる[191Pt]Pt-THP標識体の比較から、2つのリンカー(1)トリチオール配位子とDNA結合化合物の間のPEGリンカー、および(2)トリチオール配位子とPSMA標的リガンドの間のC4リンカーが、191Pt標識体を腫瘍DNAに送達するために重要であることが示唆された。これらの知見は、放射性医薬品治療、特にDNAを標的としたオージェ電子がん治療において、白金核種を用いた医薬品開発を促進するものである。 |
| 会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) |
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内容記述 |
第62回日本放射線腫瘍学会生物部会学術大会/第53回放射線による制癌シンポジウム |
| 発表年月日 |
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日付 |
2025-05-30 |