WEKO3
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コモンマーモセットの新奇個体に対する社会性行動と馴化・脱馴化
https://repo.qst.go.jp/records/71398
https://repo.qst.go.jp/records/7139860ebad1c-b111-418a-817d-edb0f06db88a
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2013-12-24 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | コモンマーモセットの新奇個体に対する社会性行動と馴化・脱馴化 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
加藤, 陽子
× 加藤, 陽子× 石井, 一× 須原, 哲也× 南本, 敬史× 加藤 陽子× 石井 一× 須原 哲也× 南本 敬史 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | コモンマーモセットは家族性の群れで暮らす社会性霊長類であり、豊かな音声コミュニケーション行動を行う。マーモセットは近年、高次脳機能メカニズムの解明のための新たなモデル動物として着目されており、その行動特性の評価法が必要とされている。本研究では新奇な個体の提示により社会的文脈における行動反応の定量を行った。新奇な個体を繰り返し三試行提示した後、異なる新奇個体、再び元の刺激個体をそれぞれ一試行提示し、刺激個体に対する行動反応の馴化および脱馴化を検討した。また刺激個体の提示方法として、ディスプレイによる映像提示と、ケージ間の仕切りに設けた窓による他個体の観察場面を用いた。それぞれの提示方法につきオス、メス一頭ずつ、計四頭の行動反応を評価した。結果、映像による刺激提示によって、ディスプレイへの注視行動がオス、メスともに増加した。また、同一個体の提示によって注視行動は減少し、異なる新奇個体の提示により増加した。ディスプレイに対する接近行動はメスにおいては繰り返し提示により減少し、新奇個体提示によって増加した。オスでは接近行動に明瞭な変化は見られなかったが、第一試行で刺激の提示に応じた発声行動が見られた。仕切りの窓を用いた直接観察場面では、オスは繰り返し提示により窓に対する接近行動が減少し、新奇個体の提示によって増加した。一方、メスでは繰り返し提示による明瞭な接近数の増減は見られなかった。ケージ内における活動量はオス、メスとも、同一個体の繰り返し提示により減少し、新奇な個体の提示によってさらに減少した。以上の結果から、ディスプレイを用いた新奇な個体の映像提示に対して注視行動が増加すること、オス、メスともに一貫して馴化・脱馴化がみられることが示された。ケージ内での活動量と新奇な個体に対する選択的な注視を組み合わせることで、精神疾患モデルなど社会性行動への障害が予想されるモデル動物の行動評価に応用できることが期待される。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本動物心理学会 第73回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2013-09-15 | |||||
日付タイプ | Issued |