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わかってきたボーイング787型機バッテリーの発熱の謎
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公開日 | 2015-03-31 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | わかってきたボーイング787型機バッテリーの発熱の謎 | |||||
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言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
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著者 |
佐藤, 健次
× 佐藤, 健次× 佐藤 健次 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 最新鋭の航空機ボーイング787 型機(以下,B787型機)は,航空機・エンジンの電動化による効率化と高機能化を目指し,充電式の2 次電池に初めてリチウムイオンバッテリーを採用している。しかし,バッテリーの発煙や焼損などのトラブルが発生し,一時は運航停止の事態にも至った。2014 年9 月に国土交通省運輸安全委員会が提出した「航空重大インシデント調査報告書」の要旨をざっくりとまとめると,「B787 型機のメインバッテリーの類似発熱事案が3 件発生し,発熱現象は,内部短絡によると考えられるが,その発生機序を最終的に特定できなかった」とされている。初期の段階でバッテリーセルの内部で温度上昇が発生したとされているが,その発生機序が不明とある。そこで,本稿では「発熱の謎」と呼んでおこう。 これまでも,B787 型機バッテリーに限らず,一般の電気回路の多くで発熱現象が起きている。そのたびに,冷却不足と判断され,冷却を強化する「対症療法」で,発熱問題が対応されてきた。「調査報告書」では,これまでの解決策と違って,あえて「発熱の謎」が明言された点は特筆に値し,その調査には敬意を表したい。 その後,B787 型機についてはバッテリーの発熱防止策ほかが施されたもののこれも「対症療法」と呼ぶ人もあり,「発熱の謎」が特定されていないので,同機の運航には,不安と危険の念を禁じ得ない。引き続き原因究明に取り組まれているとのことであるが,筆者は,発熱の原因はノイズではないかと,これまで指摘されてこなかった原因を考えている。本稿では,長年に亘り,ノイズ削減に取り組んで来た筆者の経験を踏まえ,実践と理論の両面から,その考えの検証を試みる。 |
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書誌情報 |
科学通信 科学 巻 85, 号 3, p. 231-235, 発行日 2015-03 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 岩波書店 |