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高LETと低LET放射線によるDNA DSBの修復、生存率の比較
https://repo.qst.go.jp/records/67942
https://repo.qst.go.jp/records/67942f41285b5-3611-4fcb-b3cc-dcf47c8ffaea
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2004-11-29 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 高LETと低LET放射線によるDNA DSBの修復、生存率の比較 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
岡田, 真希
× 岡田, 真希× 岡安, 隆一× 岡田 真希× 岡安 隆一 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】宇宙放射線の約90%は陽子線、残り約10%がα線、重粒子線、電子線等であると考えられている。このうち重粒子線の人体への影響が最も重要だと考えられる。また重粒子線は、そのブラッグピークを利用し、がんの放射線治療に利用されている。しかし、低LET放射線であるX線、γ線に比べ高LET放射線である重粒子線による影響は、まだ不明な点が多い。そこで本研究では、X線とがん治療に用いられている炭素線、最も重い粒子である鉄線におけるDNA二重鎖切断(DSB)の修復、生存率を比較検討した。 【方法】正常ヒト線維芽細胞(HFL?)、DSB修復欠損細胞(180BR)をX線、炭素線(290MeV/u、LET:約70keV/μm)、鉄線(500MeV/u、LET:約200keV/μm)をそれぞれ2Gy照射し、0.5、1、2、6、24時間後のDSBの修復をG1-type PCC法にて経時的に観察した。また、X線、炭素線、鉄線をそれぞれ0.5Gy〜6Gy照射し、生存曲線を求めた。 【結果・考察】HFL?における2GyでのDSB修復の様子は、X線では2時間後、残存する切断染色体数は1以下であったのに対して炭素線、鉄線では平均3.63、4.5であり、6時間後では、炭素線でもほとんどなくなるが、鉄線では平均2.55であった。生存率では、X線、炭素線のRBE(SF=0.1)はそれぞれ1、1.98であったのにたいして、鉄線では3.08であった。180BRは、修復欠損(Ligase?欠損)のため、線質の違いによる損傷の差はHFL?に比べて非常に少なく、RBE(SF=0.1)はX線、炭素線、鉄線それぞれ、1、1.4、1.26であったが、全体的にHFL?に比べて修復の速度は遅く、6時間後、残存する切断染色体数はX線で平均2.10であったが炭素線、鉄線では平均5.38、8.45であった。これらの結果から、高LET放射線ではDSBの修復は起こりにくく、修復されたとしてもそれが誤修復である確率が高いため、その後の生存率に影響を及ぼしていると思われる。誤修復については、FISH法にて現在検討中である。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会 第47回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2004-11-27 | |||||
日付タイプ | Issued |